Hybrid Library主宰の弥生肇です。久し振りのブログ更新です。
5月~6月は公私で案件が重なりまくってしまい、HLの各種活動が疎かになってしまいました。すみません。

本日、東京ビッグサイトで開かれている「東京国際ブックフェア」他に行ってきました。
「他」と書いたのは、同時にたくさんのイベントが開催されているからです。

<7/1~4開催>
東京国際ブックフェア、国際電子出版EXPO

<7/1~3開催>
コンテンツ東京
・クリエイターEXPO
・プロダクションEXPO
・キャラクター&ブランドライセンス展
・先端コンテンツ技術展
・コンテンツマーケティングEXPO
・制作・配信ソリューション展

ビッグサイトの西館1階・2階全部と、一部講演は会議棟も使って行われている大規模なイベントです。
ちなみにこれらのイベント参加には招待券が必要です。業界関係者ならあちこちで招待券が入手できるようで、私は普段働いてる書店でゲットしたんですが、一般の方もどれかのサイトから申し込めば無料で招待券を入手できるようです。開催中の今でもなんとかなるっぽいので、興味ある方はトライしてみてください。一つ招待券があれば、全部に出入りできるパスがもらえます。

以下、誰かのなにかになればと思い、簡単なレポートでも書いてみます。4時間くらいしかいなかったので駆け足でまわる形になってしまったのですが。


●東京国際ブックフェア
主立った出版社や書店が、昨今の話題書を紹介したり自社のアピールをしたり、書籍の特売をやったりしています。
また、「造本装幀コンクール」が催されていて、文字通り装幀に工夫の限りを凝らした本を眺められるコーナーがありました。
他に、マレーシアやサウジアラビア大使館文化部、韓国や中国の出版社も出展していて、原語の本もいろいろ手に取ってみることができました。

ちなみに、普段書店で働いてる私にとって話題書はあまり珍しくはなかったのですが。
一番美味しかったのは、『書籍の特売』。
出版社直販なので、割引もなにもかも自由、無法地帯です。
その場の全品二割引をやってたり、とある書店は六割引とかまでやってました。
私はなぜか、荷物がごそっと増えました……。


●国際電子出版EXPO
実は、Hybrid Libraryとして出展もできないかと考えたりしました。
ですが、出展費用は狭めのスペースで6ケタ中盤、大きいスペースだと7ケタに迫るお値段でした。
(狭めといっても、コミケとかとは規模が違います。ゆったり歩き回れるスペースでいろいろな展示ができる広さです)
こちらは案外めぼしい展示がなかったというか、「電子書籍を作りたいけど作れない」「企業さま」向けなものが多く、作ったあとの話をできるところはほとんどなかったですね。

一カ所、「自社オリジナルの電子書籍カタログアプリを作ります」みたいなところがあって、Hybrid Libraryでもなにか考えられることがないかなと思って話を聞いてみたんですが、やはりアプリ開発となると7ケタの世界の話になるようで、今のところは検討の次のステップには行けませんでした。
でも、電子書籍業界がこれから拡大していくのは間違いないと思っていますので、いろんなアプローチであったり、商売であったりが出てくるんでしょうね。

あと、某社がデジタル印刷?(オフセットじゃなくてオンデマンドってことですかね)とやらで、実際の製本装置一式を持ち込んで、印刷から製本から断裁から、長~い機械をぶおんぶおん本が滑っていって、ばしょんばしょん断裁されて本になってくるのを見ることができました。

講演スペースでは、LINEマンガ担当の方とトーハンのマンガ担当の方が、「1巻無料のマンガをLINEで配信すると、その紙版が売れる」というような話を、いろんなエピソードやデータを交えながら話してました。


●クリエイターEXPO
イラストレーターやデザイナー、ライターさんなんかが、自分のスペースで作品等を展示したりビラを配ったりして、その場でお仕事をゲットするエリアです。
知人のイラストレーター、かにたまころっけさんriokaさんが参加してることもあって、ふらっと見てきました。
通称「クリエポ」と呼ばれるこちらは個人参加なので、スペース費用はもうちょっと抑えめ。
それでも6ケタに届いちゃう世界みたいで、場所によって金額が違ったり、今回開催期間に来年(1年後!)のスペースを買うとちょっと割引になるとかあるようです。
なお来場者は、他のビッグサイト内展示と自由に行き来できることもあって、結構お堅い出版社や会社の方々もいっぱいいます。商談内容は、会社のパンフレット制作(イラスト・デザイナー・文章)とか、本の執筆とか、イラストやデザインは本当に多様なニーズが舞い込んでくるようです。
私は開始2時間くらいで入場したところ、入り口付近のスペースを持ってる人のところで商談があちこち行われてたんですが、奥の方にいくほど閑散としてたので、やはり場所は重要ですね。
比較的奥の方のかにたまさんやriokaさんも、序盤はまったりな感じがあったんですが、あとで伺うと後半は結構いろんな方が訪問してきたとか。参加費がどかんとかかるし、三日間毎日参加する形なので、コストはかなりかかってしまいますが、うまく活用すればメリットのあるイベントなのかも知れません。

ちなみにクリエポは、イラストレーター、デザイナー、作家・ライター、ゲーム等、いくつかのジャンルで場所が分かれていて、私が属するであろう作家・ライターの枠で参加している方も結構いました。
「翻訳します」とか「会社のパンフレット書きます」とか、自分の著作をずらっと並べてる人とか、いろいろでした。参加費は10~15万円くらいっぽいんですが、そこで50万円くらいの仕事を一つ二つゲットできれば、大いに元が取れますよね。何も取れないと辛いですが。
というわけで、駆け出しの人には辛いですが、そこそこ投資する余力があって、かつその場で紹介できる実績がある人は、参加する意味があるのかも知れません。


●各種講演
東大名誉教授の養老孟司さんとか、水島精二監督とか、辻村深月さんとかの講演など、四日間の間にいろいろ面白そうなものがあるんですが、基本は事前登録制で、一部無料の講演を除いて参加費が高い!(5000円)
今回は残念ながらスルーしてしまいました。


●その他のイベント
詳細は割愛します。
ネットを活用したマーケティング手法の紹介・売り込みや、最新3D技術を駆使した機器の展示や体験コーナーなどがあり賑わってました。基本的にどれも企業向けで、個人が手を出せる話はもちろんなかったのですが。


◎まとめ的な
行ってみるといろいろアンテナ高まるんですが、基本は、企業やそれに準ずるクライアントが依頼相手を探しにいくイベントですね。クリエイター(であるはず)の私は、展示を見る側ではなく、やはり出展する側としてしかあまり用がないのかな、と感じました。コミケに本を買いに行く、とかとは明らかに意味の違う場です。
もちろんHybrid Library主宰という立場ではいろいろ考えるところがありましたが、まだ大金を投資して動きを大きくしていく段階ではないので。
虎視眈々と世の動きを眺めながら、まずは一歩一歩、HLを大きくしていこうと思います。

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