「スマイル」
著:今福エヌ/絵:鴨川彰 2015年4月刊
ジャンル:重めのエンタメ小説、恋愛
現実から逃げ出した三回目の夏。
パチプロの僕は、活発な少女ヒカルと出会う。
「あのね、あたし、今日帰る所無いんだ。だからね……、よかったらお兄さんの家に泊めてくれない? 泊めてくれたら、あたしの事、タダでしていいからさ」
ヒカルは援助交際の常習者だった。
学校へも通わず、その身体で彼女の養父と母の生活を支え、しかもそんな日々を彼女は「普通」だと認識していた。
僕は彼女を家に招き、その日から僕たちの同居生活は始まった。
やがて徐々に心の距離を縮め、ついには体を重ねて恋仲となる。
ヒカルは歩んできた日々からは信じられないほどに純真で、笑顔のきれいな女の子だったが、行為の最中、僕はどうしても彼女の過去が頭をかすめ、自己嫌悪に陥っていた。
そんな日々を送る内、やがてヒカルの母親が姿を現した。
そして明らかになっていくヒカルの過去――。
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【著者メッセージ】
こちら(ブログより)
【ネット上で掲載頂いた感想】
@enu_imahuku こんばんは。先日電子書籍「Hybrid Library」にて「スマイル」を購入、ご拝読させて頂きました。感想をお送りさせて頂きます。柔らかな表紙絵と「スマイル」という題名に油断して読み始めたら、もう打ちのめされました(苦笑)。連投で続きます。
— 松平 (@jolt0909) 2015, 5月 12
@enu_imahuku 初電子書籍でしたが、良い体験ができました!その他分野においても活動されていらっしゃるようで、ご活躍を祈念しつつ、また新しい作品での出会いを心待ちにしております。夜分の連投、失礼致しました。御身体ご自愛を。それでは! — 松平 (@jolt0909) 2015, 5月 12
【はことレティが「スマイル」を語る】
はこ 「ねえ、レティ。『スマイル』どうだった?」
レティ「ぐっとくる話だった。読み終わったら不思議とね、目の前に青空が広がっていくみたいなすがすがしい気分になれたの」
はこ 「わかる……でも私が同じ境遇だったら、あんなに強く生きられないと思う。和虎もヒカルも、すごい」
レティ「ねー。ところでさ、結構えっちなシーンもあったよね。どうよ?」
はこ 「どうよって! な、なにを言わせる気!?」
レティ「物書きであるはこちんの、率直な感想を聞きたいなって」
はこ 「あんなに熱のある描写、なかなか書けないよ……って、知らないもん~! っていうか私が小説書いてること、あんまり言いふらさないで~!?」
レティ「うっわ、はこちん真っ赤……ふふっ、どうして赤くなったのかな?」
はこ 「もお~~、そういうレティもちょっと赤いじゃない~!!」